何度も記した砂の上 波にさらわれて 旗のない棒が震えていた 空ばかり見ている ブリキの渡り鳥 朝日に消えていく 風を背中に受けるといい 孤独は叫ぶうちに忘れてしまう 永遠の帳が明けていく 影も落とさず飛んでいく 砂が熱を帯びていく じきに走り出す 海…
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