2020-12-19 20181224 詩 音もなく降り積もる とても短い日々だった 涙が星を数えている 君が笑えばいいのに誰かにうたっていたものが 誰にも届くのは何故だろう傘と煙うんざりするほど遠い 雲がまた君を連れていく 紙が水に溶けて 頼りない傷を埋め尽くすここはとても静かで 閉じては帰る月を見ている ここはもても静かで 誰かに届いたうたが 胸の中でこだましている君が笑えば 灯のように佇んで そっとかすかに 空から降る手紙のように 世界は幸運で満ち溢れている