押し入れの中

押入れの中

20171118②

宵闇宇宙は飛び出して

我先にと家路を帰る

置いてけぼりの心も

手を差し伸べてエスコート

 

黄金の下へ

誰も見たことのない

 

誰かが木の下で

愛を諳んじる心が

君に伝わるだろうか

 

黄金の下へ

 

金平糖の精は踊り出し

後ろの夜から駆けてくる    たくさん

 

思いがけず

声をかけても

 

黄金の下へ

さあ黄金の陽の下へ

20131025

耳を澄ませば大小の

粒の音がばらばらと

誰もいない    誰もいない

灯りを消せば    ひとりきり

頭の中    君のテンポがきらきらと

お昼のかがやき届けに来る

真夜中に    真夜中に

耳を澄ませば大小の

雨の粒がばらばらと

君ひとり    君ひとり

瞼をとじて    ひとりきり

頭の中    君のテンポでくるくると

陽射しのなかを踊ってる

真夜中に    真夜中に

はじめに。

ブログ主です。

しがない音楽好きで、THE YELLOW MONKEY吉井和哉さんとフジファブリック志村正彦さんを心の中心に置いております。

今のような詩を書き始めたのは20、21歳頃からだと思います。

もともと詩を書くことは嫌いではなく、卒業文集に原稿用紙いっぱいに作文を書くことが面倒だったため代わりに詩を書いたり、国語の授業で宿題で出された詩の作成が意外とポンポンできたり。(内容はさておき)(お察しください)

おそらく亡き祖母の遺伝で、彼女はよく団扇の裏に達筆な字で短歌らしきものを書いておりました。

そして某モバゲーの(笑)小説などを上げることができる機能?で詩を少しずつ作ったのが始まりでございます。

それはすぐに消してしまってしばらく詩を書くことから遠ざかっておりました。

それから数年後、以前からファンだった吉井和哉さんにとあるきっかけで影響を受けて、少しずつ再開することになります。

フジファブリックに出会ったのはそれから後の志村さんの命日にあげられた吉井さんのブログからでした。

その辺から徐々に形にもならないような詩の欠片を書いては繋げを繰り返すようになり、

それから年に最低でも1個。できたら4、5個という超スローペースで詩を書いております。

ご覧の通り、詩の内容は自分でも意味が分からないものばかりで(笑)

頭に浮かんだ気になる言葉を気に入ったからという理由だけで使ったりするせいでもありますが、あとで読み返すとなんだか分からなくもないと思えます。

敬愛する志村正彦さんが「歌詞というのは、どんなものでも何を書いてもいいものではあるんだけれど、実は、なんでもよくはない。そこにリアルなもの、本当の気持ちが込められていなければ、誰の気持ちにも響いてくれないと思うんです。」と言っていました。

不安なこともありますが、自分の気持ちがそこにあるのなら、まぁこのまま意味不明なものを書いても悪くはないかなぁと。いつかどこかで誰かが面白がってくれたらいいなぁと思いながら書くことにしました。

途中で飽きて辞めてしまうかもしれませんが、よろしければお付き合いお願い致します。

それでは今後もひとつよろしくどうぞ。

20171118

音が駆け抜ける

季節のすきま

子供の頃のように

永遠を忘れられるだろうか

知らなくても  ともだち

靴と同じ色の猫

忘れた頃にやってきて

いつの間にか消えている

音はすきまを駆け抜ける

誰もさみしくないように

 

 

 

 

富士吉田・志村正彦

20161224

窓の外

報せが届いて動き出す


祈る手は

いつしか鳥の群れのよう


言葉より

朝に染まる空は雄弁で


地面から

君のいない日常が騒ぎ出す


会えないから

僕ら似たとこ探し


ああ

この素晴らしい世界を

君に見せてあげたいと